大正桜に浪漫の嵐! 私がセガサターンを買った理由です!

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私が中学生の頃、ゲーム業界は初代プレイステーションセガサターンがハード競争で凌ぎを削っていた時代でした。
お金が無かった私は、両方買うという選択ができず、どちらかを買うべきかずっと悩んでいました。

当時はまだ「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」と言ったキラータイトルも出ておらず、売上台数も拮抗しており、どっちが良いかは何とも言えない状況でした。
そんな中、私がセガサターンを買おうと思った理由が「サクラ大戦」でした。


ゲームショップかどこかで無料配布していたサクラ大戦の告知CDのようなモノを手に入れ、テーマソングである「檄!帝国華撃団」を聞いてスッカリハマってしまい、またメインヒロインの真宮寺さくらの可愛らしさも後押しし、「これからはサターンの時代になる!」と考えたのです。


「サクラ大戦」は96年にセガサターン用ゲームとして発売されました。
大正時代の日本を舞台に、主人公・大神一郎が帝国華撃団の面々と交流しながら帝都に仇名す敵組織「黒之巣会」と戦うという作品です。
さくらやアイリス、マリアら帝国華撃団の面々との交流はアドベンチャースタイルで、「黒之巣会」との戦いはシュミレーションスタイルでした。


今思えば、アドベンチャーパートもシュミレーションパートも、作り自体はシンプルで斬新さはあまり無かったと思います。
難易度も低く、確か私も一発目でさくらとのラブラブエンドを迎えた記憶があります。


「サクラ大戦」の良かった点は、魅力的なキャラクター、外連味豊富な世界観、そして明朗で分かりやすい音楽にあったと思います。

まずは何といってもキャラクターですよね。
さくら、すみれ、マリア、アイリス、紅蘭(こうらん)、カンナの6人のメインヒロイン達は個性がハッキリしていて、とても魅力的でした。
特に真宮寺さくらにはメチャクチャ惚れまして(笑)、キャラクターグッズなどもいっぱい買いました。
声を演じた横山智佐さん最大の代表キャラと言っても良いと思います。
次に好きだったのはアイリスかな。思えば彼女こそが私のロリキャラへの目覚めのきっかけだったのかもしれません。


ちなみに私は確かさくら、アイリス、マリア、すみれの4人はエンドは見た記憶があります。紅蘭とカンナは決して嫌いではなかったんですが、エンドを見ようとまでは思いませんでした(汗)。


また、メンバーが歌劇団として役者をやっているという設定や、大正時代ではあるもののスチームパンク的なフィクションが追加されているなど、外連味溢れる世界観も楽しかったですね。

音楽は以前紹介したゲーム「グラビティ・デイズ」を後に担当する事になる田中公平氏。大仰でありながら分かりやすく、この人の音楽が「サクラ大戦」の印象をよりハッキリさせた事は間違いないと思います。


今なお新作が出ているし、ソシャゲとのコラボなども行われています。
ここまで長く続くゲームシリーズはそんなに無いと思うので、それくらい愛されている作品という事なんだと思います。



セガサターンは他にも「ガーディアンヒーローズ」や「野々村病院の人々」「パンツァードラグーンツヴァイ」「ダブルキャスト」など、良い作品に巡り合いました。
結果としてプレイステーションで「ドラクエ」と「FF」が発売された事もあって、競争では負けてしまいますが、とても良い思い出として私の心には残っています。


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