メディアミックスが盛んだった人気作品のRPGゲーム!

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1993年にコナミから発売されたスーパーファミコンRPGです。
異世界に連れ去られてしまった幼馴染を救うために冒険に出る青年を描いた物語です。

「魍魎戦記MADARA(もうりょうせんき まだら)」は1980年代後半から始まった大規模なメディアミックス作品です。
漫画・小説・ゲーム・アニメ・ラジオドラマなど多岐に渡る展開を見せ、田島昭宇氏の描く美形な男キャラのお陰もあり、特に若い女性に人気がありました。

日本・中国・インドと言った様々な国々の神話をごちゃ混ぜにしたかのような不思議な世界観と、「転生」が重要なキーワードとなるストーリー、そして多彩な登場人物が魅力的でした。


とは言うものの、私は当時MADARA自体にはあまり興味が無く、単純に「RPGゲームがやりたい」という理由で本作を買いました。
実際、本作はMADARAシリーズの1つではありますが完全に独立した作品であり、シリーズ全体を知っている必要はありません。


アイテムを買ってフィールドを歩いて戦闘をしてイベントをこなす、というRPGのセオリー通りのスタイルなんですが、特徴的だったのが戦闘。
基本は「オート」で戦闘が進み、何もしないでいるとどちらかがやられるまでひたすらに殴り合いを続けます。
魔法やアイテムを使う時だけ戦闘をストップさせるという、何とも変わったシステムだったのです。


が、これが良かった。
コンフィングで戦闘のスピードを変える事が出来るんですが、早くすると敵味方ごっちゃになって乱戦の如くズバズバとやりあってくれる、これが見ていてとても楽しかったんです。
また、本作は通常攻撃がかなり強めの設定になっており、雑魚戦で魔法やアイテムを使う事はあまり無く、本当にただ見てるだけなんですよね。でも、それが新鮮でした。

また、戦闘バランスがかなり大雑把で、レベルが低いと一方的にボコられるんですが、レベルが高いとほとんど無傷でボコれるという感じ。でも、これはこれで良かったですね。一方的にボコった時が気持ち良かったのでww


映像もキレイだったし、音楽もとても良かった。
特に音楽は素晴らしく、作品の雰囲気をとても上手に演出していたと思います。この頃のコナミの音楽は本当に素晴らしかった‥‥(遠い目)。


ちょっとストーリーが無難というか、インパクトに欠ける感じはしますが、全体的に見て十分良作だと思います。
本作が後の後継機でプレイできないのは残念ですが、500円もあれば買えちゃうので、やる気があれば、今でもできると思いますよ。


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