SFにラブコメの要素を取り入れた異色作!

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1996年にテレビで放送されたSFラブコメアニメです。
物語は22世紀、木星から謎の兵器が現れ、地球の戦艦「ナデシコ」との戦いが描かれるというモノです。

私にとって本作はとても印象深い作品だったりします。下手したらその少し前に放送された「エヴァンゲリオン」よりも強く記憶に残っているかもしれません。


それまでの私にとって「SFアニメ」とは「ガンダム」に代表されるようなお笑い要素の無い硬派なモノという印象でした。が、本作は木星からの謎の敵との戦いをベースにしながらも全体的にコミカルな作風で、主人公アキトとヒロイン・ユリカとのラブストーリーも同じくらいの割合で描かれているんです。

また、ユリカを始めとし、「バカばっか」のセリフが有名になったホシノ・ルリなどの女性陣も人気となり、当時のアニメージュでルリのポスターが付いていて、それ欲しさに雑誌を買った記憶があります。
本作でキャラクターデザインを務めた後藤圭二氏は本作で一気に有名になりました。


その一方でSFがおざなりになっているという事も無く、この「本格SFだけど萌えやラブコメの要素もある」という作風が非常に斬新だったのです。
今でこそ美少女が登場するSFは珍しくないですが、その嚆矢となった作品なのではないかと考えています。


ちなみに本作は映画版があり、それに当時まだ無名だった仲間由紀恵さんが出ています。が、超出番が少なく、演技もお世辞にも上手いとは言えません。これは本人にとっては黒歴史なんだろうか……。

映画版ナデシコは最近の「スパロボ」シリーズにも出ており、私の最近のナデシコと言えばスパロボという感じになっちゃっています。


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