通称トラチョコ。美少女満載のスラップスティックコメディの傑作!

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1999年に放送されたコメディアニメです。
魔法が普通に存在する世界を舞台に、普通の男子学生カカオと人形に乗り移った木の妖精ヒナノとの恋愛をコミカルに描いた作品です。

元はラジオドラマで、それが人気になりテレビアニメになったという経緯があります。ちなみに私はラジオドラマの方は聞いた事がありません(汗)。


私が本作を見ようと思った理由は2つ。
1つは当時人気絶頂だった声優の丹下桜氏がヒロインを演じていたから。当時のオタクに漏れず、私も丹下氏の天真爛漫な声は好きでしたからね(笑)。「カードキャプチャーさくら」も見てました(笑)。
もう1つはEDテーマが松田聖子氏の「あなたに逢いたくて~Missing You~」のパラパラバージョンになっており、それが面白かったから。曲自体のノリが良かったからというのもあったんですが、超有名アイドルの名曲をアレンジしてEDテーマにするというチャレンジングな姿勢が好きでした。CD買いましたもんww


中身は普通の学生と美少女とのラブコメを主軸としながらも、個性豊かなキャラクター達が所かまわず暴れまくるかなりカオスなコメディです。
とは言っても「ポプテピピック」や「おそ松さん」のようなシュールさは無く、非常にシンプルで分かりやすいアニメチックなコメディでした。

こういう作品において、最も大事なのがキャラクターです。
典型的な主人公カカオや天然キャラのヒナノなども好きだったんですが、一番好きだったキャラクターはスタイル抜群の金髪お嬢様のデボラと、その恋人のムラカタ。相思相愛のバカップルなんですが、そのバカップルっぷりがかなり突き抜けており、出番の多さもあって完全にカカオ&ヒナノを食っていたと思います。

また、主人公達の邪魔をするミントとクモ怪人のコンビもコミカルで見ていて楽しかったですね。ちなみにミントを演じていたのは堀江由衣さん。「ラブひな」でブレイクする前なので、そう思うと貴重かもしれませんね。


次の日になると何やっていたか忘れちゃう程中身の無い作品ではありますが、個性豊かなキャラクター達が織り成すコッテコテのギャグコメディを楽しみたいのであれば、最高の作品だと言えます。
今から20年も前の作品ですが、古臭さもまったく無いので、今見ても十分楽しめると思いますよ。