閃シリーズ、ついに完結! 物語は「創」へ……

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2018年に日本ファルコムが発売した、PS4用RPGです。
軌跡シリーズの1つになります。サブタイトルを見ても分かる通り「閃の軌跡」シリーズの4作目にして最終章です。
ちなみに、これを書いてる今現在、軌跡シリーズで唯一、一種類の機種(PS4)でしか発売されていません。まあ、いずれは他機種でも発売されるとは思いますけど(汗)。


さて、ここ数日、ずーっと書き続けてきた軌跡シリーズもこれが最後となります。まあ、この後「創の軌跡」で発売されるので、またいつか書く事になるとは思いますが。

前作「Ⅲ」は「Ⅰ」に勝るとも劣らない、超中途半端な結末を迎える事になりました。リィンは敵に捕まり、〇〇〇〇は死亡、仲間も離れ離れに……。
その為、物語の序盤はユウナやクルトが主役になり、リィンを救出する所から始まります。
そしてリィンを救出し、物語は終わりへと続いていきます。


本作の最も良かった所は、何と言っても使えるキャラクターが多い事だと思います。
本作では遂に「空の軌跡」のエステル、「零&碧の軌跡」のロイドと共闘する事ができ、場面によってはリィン・エステル・ヨシュア・ロイドと言ったドリームメンバーでプレイする事もできます。まあ、サポート役がいないので、少々使いづらいパーティーなんですけど(汗)。
エステル組は他にもレン・シェラザード・アガット・ティータ・オリヴィエなど。ロイド組はエリィ・ランディ・ティオとメインキャラは全員出ます。
更に更に、これまで敵だったデュバリィ、エマの姉のクロチルダに祖母のローゼリア(見た目はロリ)、「身食らう蛇」の1人でありながらアリサに忠誠を誓うシャロンなど、40名近いキャラクターが使え、これまでシッカリと軌跡シリーズをプレイしてきた人からすれば、たまらないモノがあると思います。
特にラスボスに至っては必ず全員を参戦する事になり、非常に胸が熱くなる展開でした。

まあ、私の一番のお気に入りは相変わらずサラ教官なんですけど(汗)。

ちなみに私にとっての最強メンバーは、リィン・サラ・アルティナ・エマの4人。後半になるとトンデモナイ攻撃力のアーツが出てくるので、リィンとサラでクラフト攻撃して時間を稼ぎ、アルティナとエマで「セヴンス・キャリバー」とか「ロスト・ジェネシス」とかぶちかましてました。


そしてストーリーです。
さすがに軌跡シリーズ最大の謎である「身食らう蛇」については全ては解決はしないものの、それでもかなり核心に近づきます。そして、それ以外の事柄に関してはほぼ全て完璧に解決して終わります。敵は全て倒され、様々な謎についても明確な答えが出てます。
「Ⅰ」~「Ⅲ」まで、ハッキリ言うと全て中途半端な結末しか迎えていなかった為、物凄く胸がスッキリする事間違いナシです。


欠点は難易度が高い事。私個人としては閃の軌跡の中では最も難しいと感じました。特に身食らう蛇のマクバーンの凶悪さは酷かったですね。雑魚でも通常攻撃に耐性のある敵が結構多く、序盤からシッカリアーツを使う必要があったりと、戦略を求められました。
まあ、本作が最終章ですし、敵もマジでかかってきたからって事なんでしょう、きっと。


もう1つ、そして一番突っ込みたい部分なんですが、本作は軌跡シリーズ史上初めて、エンディングが2種類あります。
簡単に言うと「ノーマルエンド」と「トゥルーエンド」です。
「トゥルーエンド」の条件は最終盤にとあるクエストをクリアしているか否か、というモノなんですが、ハッキリ言ってコレはいらなかったと思いますね。「ノーマルエンド」は非常に中途半端で、アレで満足して終わる人なんていないだろうし、最初からエンディングは1つで良かったと思います。
2種類のエンディングを用意する必要性をまったく感じませんでした。


まったく文句が無いわけでは無いですが、素晴らしい作品でした。みんなもやった方がいいよ(笑)。
早く「創の軌跡」がやりたいな~!