名前を変えて帰ってきたメタルマックス!

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2005年にサクセスから発売されたPS2用RPGです。
名前こそ違っていますが、「メタルマックス」シリーズの1つになります。


まず、何故、名前が変わってしまったのか。
メタルマックスシリーズの生みの親である宮岡寛氏は1988年にクレアテックという会社を立ち上げて本シリーズを開発していました。そこにデータイーストという(変な)会社が協力し、二人三脚的な感じで開発・販売をする流れに。当初は「1」「2」「リターンズ」と順調にシリーズを重ねていきました。
が、データイーストの売上が悪化し、ついには2003年に破産。その際、メタルマックスの版権などもメチャクチャになってしまい、メタルマックスの名前で続編が作れないという状況になってしまいました。

そして、2005年にサクセスという会社が名前を変えて出したのが本作です。名前が変わったのは前述した権利関係が整理されていなかったからというわけです。
本作には宮岡氏の他、本家に参加したスタッフもいて、無関係の会社がドサクサに紛れてパクリ品作っちゃったというわけではありません。


と、前置きが長くなってしまいましたが、「2」が発売されたのが93年なので、正式な「新規作品」が出るのは12年ぶりとなり、メタルマックスファンは大喜びでした。
フリーダムなストーリー、個性豊かな戦車、これまた個性豊かな賞金首、やろうと思えばすぐ引退、と言ったメタルマックスのお約束はシッカリと守られており、BGMも伝統と言える「WANTED!」もキチンと使われております。
また、PS2になった事でグラフィックも進化し、パッと見、素晴らしい続編と言えます。


が、ジックリプレイすると、ジワジワと違和感が。
まず、キャラクターがやたらと可愛らしい。メタルマックスらしい粗雑感というか、「マッドマックス」的な世紀末感が無いんですよね。もっともっとうらぶれていても良かったと思います。

また、戦闘についても「装甲タイルを張り過ぎていると重くて行動が遅くなって集中砲火を食らうので、走行タイルを張らずに最初に攻撃する」のが一番良い戦略だったり、相手のレベルより低いと大ダメージ、高いとほぼ無傷という極端すぎるレベル補正、敵の「状態」の種類が多すぎて的確な行動を取りづらい、ラスボスがダサいなど、チマチマと気になる所があるのも事実でした。

とは言え、「らしさ」はシッカリとあったと思うので、メタルマックスが好きならやってみて損は無いと思います。

ちなみにメタルマックスシリーズはどれもプレミアが付いている事がほとんどですが、本作はまったくプレミアがついていません(汗)。やっぱ本家が作ってないからかな~。