ちょくちょく議論になるこのテーマ。私の考えはと言うと……
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アニメやゲームにおいて、「残酷な表現」「過度なセクシー描写」が話題になる事がたまにあります。

一般においては、どちらかと言うと「残酷な表現」が話題になる事が多いように思いますね。
残虐な犯罪事件が起きたりすると「容疑者の部屋にアニメDVDやゲームがありました! これに影響を受けて残酷な犯罪を犯したんです!」などと報道される事があります。

私はこういう報道には否定的です。
だって私もゲームやりますからね。むしろ普通の人よりもたくさんやってるくらいなので、報道の理論で言うと、私も犯罪予備軍という事になってしまう。
それに、影響を受けそうなモノを提供している点で言えば、ドラマも映画も小説も全て当てはまるはず。なのに、殊更ゲームやアニメばかりが取り上げられるのはちょっと納得がいきません。

穿った見方をするならば、報道局の偉い人達は(年齢的に)ドラマや映画はたくさん見てきたけど、ゲームはあまりやってこなかったので、「自分達はドラマや映画を見ても正常だった。でもゲームはよく分からないから、ゲームのせいにするのが妥当なんじゃないか」なんて安直に考えてるんじゃなかろうか、と思ったりもします。


最近はアニメやゲームに限らず、犯罪を犯した人に特定のキーワードがあると、それに属する人達全員を犯罪者にしたがる傾向があると思います。
最近で言えば「ひきこもり」「高齢者」などがそれに当たるでしょう。
が、それに該当する人が多ければ多いほど、その影響だったと断定するのは難しいと思います。

100万本売れたゲームに影響を受けて犯罪を犯した人間が1人いたなら、影響率は0.0001%。
それを理由にゲームを否定するのは、あまりにも無茶だと思います。



さて、報道の在り方は置いておくとして、ゲームやアニメの「残酷描写」はありでしょうか? 無しでしょうか?

私の答えとしては「今のままで良い」です。

アニメもゲームも「取捨選択」です。つまり、好きな人は手に取り、嫌いな人は取らなければいいのです。
嫌いな人は無視してりゃいいんです。世の中から自分が嫌いなモノを全て排除するなんて不可能なんですから。シカトするのが一番だと思うんですけどね。


ただ、そうは思っても「ちょっとやりすぎなんじゃないの?」と思う事はあります。
「モータルコンバット」のフェイタリティ描写とか、恐ろしいほどリアルになった戦争系のFPSの生々しい銃撃とか……。確かにあんなの毎日見てたら真似したくなる気持ちも分からんでもない、とも思います。

でも、やっぱりそこは「理性」ですよね。秩序ある社会で生きてる人間なんだから踏み外さないでほしい。人を傷つける事、人を殺める事は重大な犯罪なんだという事は分かっているはずです。

それでも踏み外してしまう人は、正直影響がどうとかそういう次元の話ではないと思います。詳しくない自分が言ってはいけない言葉かもしれませんが、病気なんだと思います。


世の中には色々なモノが溢れています。
中には自分にとって気に入らないモノもあるでしょう。
それとどうやって折り合いをつけていくか、これは死ぬまで考えていかなきゃいかん事だと思います。


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